このドラマは2006年7月~9月まで放送されていました。
そして13年後の2019年10月、第2シリーズが放送開始されました。
このドラマを視聴して思ったことを書いていきたいと思います。
このドラマについて知らない人もいると思うので簡単なあらすじを…
主人公、建築家・桑野信介仕事の評価は高く、ルックスも悪くない。
しかし、皮肉屋で偏屈な性格から、女性や結婚に対して嫌悪感を示し、40歳になっても独身の「結婚できない男」であった。
高級マンションに1人暮らし、1人きりで食事をして買い物をするという、気ままな独身生活を楽しんではいるが、どこか空しさも感じ始めていた。
2006年当初は「独身」「一人で〇〇」いうキーワードに対して「変わった人」という印象が強く持たれていましたが
2019年現在少子高齢化が進んでいて生涯未婚率が上がっていて
一人カラオケ(いわゆるヒトカラ)や一人焼肉など「一人で〇〇」する風習が少しずつ一般的になってきました。
2006年から一人焼肉をしていた主人公に時代が追いついたのかもしれません。
当時と今で変わったこと
2006年の頃、10代でした。
この頃は結婚や独身というものがあまり自分自身にもよくわかっていなく
「自分はこうならないぞ」と純粋に楽しく見ていたのが本音です。
というこのドラマ、好きな女優や主題歌目当てで最初は見ていました。(国仲涼子、ELTが当時凄く好きだった)
2019年現在、僕は30代になりました。
今も独身ですが結婚というものが「どういったものなの」かわかったので
主人公桑野の独身スタイルに関して部分的に共感してしまう自分がいます。
「自分はこうならないぞ」と思っていたのに関わらず、似てきたものがあるというのはどことなく皮肉なものです。
ちょっと切ない気持ちに
キャストが主人公の阿部寛と塚本高史の2人を除いて一新されています。
しかし主人公の『皆さん、お変わりありませんか。私は、お変わりありません。』の通り、何も変わっていません。
13年も経てば自分の性格が変わらなくても周りの人達は変わっていくのだなと自分自身にちょっと投影してしまい切ない気持ちに。
13年前と言えばバイトに明け暮れていた日々。今では彼らがどこで何をしてるのかもわからない…
結婚って何だろう?
僕も少し前まで結婚願望はありました。
でも最近はいろいろあって薄れていってます。
よく実家住みよりも一人暮らししてる人の方が自立してると言われていますが
実際長くなると拘りが強くなり、この主人公みたいになってしまいます。
この主人公のやっていること、実はみんな他人事ではないのです。
今回の話の舞台も「離婚での裁判での話がメイン」になっていますし、結婚したらゴールでは無いのです。
最近、リアルで周りの人達が次々と離婚してバツイチになっていきそんなことを思っています…
昔は結婚ってある程度勢いは必要だと思っていましたが、今ではしっかり話し合った上でするものだと思います。
最後にこのドラマでの独身たちは「結婚できない」のではなく「ただ結婚しないだけ」ように見えるぐらい生き生きしてます。
だからこそ独身を楽しんで生涯を終えるのも全うしてればそれもまたひとつの生き方だと思います。